不動産売却の手続きの流れと必要書類を解説!売買契約から登記・税金まで失敗しない準備ガイド

不動産売却の手続きの流れと必要書類を解説!売買契約から登記・税金まで失敗しない準備ガイド

2026/01/06

「不動産売却の手続きはどこから始めるべきか」と疑問を持つ方も多いはずです。不動産の売却には、準備から引き渡し、さらには確定申告に至るまで10以上の工程が存在し、全体の完了にはおおよそ3~6ヶ月を要するケースも珍しくありません。加えて、相続登記の義務化が始まり、期限を過ぎると過料のリスクが高まっている点も注目されています。

 

また、登記事項証明書や印鑑証明書、固定資産税評価証明書など、必要な書類は10種類以上に及びます。書類ごとに取得先や有効期限、費用(1通あたりおよそ300円~600円)が異なるため、事前に把握せず手続きが滞る例も少なくありません。売買契約当日の持参物や、媒介契約・司法書士の選定にも注意が必要です。

 

本記事では、不動産売却の全体フローや必要書類、売買契約・登記・税金に関する手続きについて、実務で失敗しないための具体的なステップを詳細に解説します。

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目次

    不動産売却手続きの全体フローと所要期間目安

    不動産売却の手続きは、事前準備から契約、引き渡し、税務申告に至るまで多岐にわたります。全体の流れや各工程の期間目安を理解することで、余裕を持ったスケジュール管理がしやすくなります。以下の表に、主要ステップと目安となる期間をまとめています。

     

    ステップ 期間目安 主な内容
    売却準備〜査定依頼 1〜2ヶ月 相場調査・会社選定・必要書類準備
    売却活動 2〜6ヶ月 内覧対応・価格交渉・買主決定
    売買契約 1日 契約書確認・手付金受領
    決済・引き渡し 1日 司法書士立会い・残代金受領・登記申請
    税務申告 翌年2月〜3月 譲渡所得計算・特例適用・確定申告書類提出

     

    売却準備から媒介契約までの初期ステップ - 情報収集・相場調査・複数査定依頼の流れと目安期間(1-2ヶ月)を詳細化

    売却準備の段階では、適正な売却価格の設定や信頼性の高い不動産会社の選定が欠かせません。はじめに、周辺の売却事例や市場相場をリサーチし、複数の会社へ査定を依頼することが推奨されます。査定依頼から媒介契約締結までには、1〜2ヶ月程度の期間が一般的です。余裕を持った準備が、後の手続きの円滑化につながります。

     

    初期ステップの流れ

     

    1.周辺相場の調査

    2.複数社への無料査定依頼

    3.査定価格やサービス内容の比較

    4.媒介契約(一般・専任・専属専任)締結

     

    必要となる書類は以下の通りです。

     

    書類名 用途 取得先
    登記済権利証 所有権証明 法務局
    印鑑証明書 売主本人確認 市区町村役場
    固定資産評価証明書 税金算出・登記費用算出 市区町村役場

     

    相場調査と不動産会社選定のコツ - レインズ活用や複数社比較の方法を具体的に

     

    相場調査では、公的な不動産流通機構(レインズ)や不動産ポータルサイトを活用し、近隣エリアの成約価格や売出し価格の情報を収集することが有効です。複数社への査定依頼を行うことで、各社のサービスや販売実績、担当者の対応を比較検討でき、より納得感の高い会社選定が可能になります。

     

    会社選定のポイント

     

    • レインズや各社の実績データ確認
    • 査定価格だけでなく根拠や販売戦略の説明を受ける
    • 一般媒介の場合は複数社へ同時依頼も選択肢

     

    売却活動・売買契約締結の進行管理 - 内覧対応・価格交渉・契約書確認のポイントと期間(2-6ヶ月)

    売却活動の段階では、物件の魅力を的確に伝える内覧対応がとても重要です。また、価格交渉や条件調整も欠かせない要素であり、買主との信頼関係を築くことが円滑な売買契約の成立につながります。売買契約書の内容確認は慎重に行い、不明点があれば事前に質問することが望ましいです。

     

    進行管理のポイント

     

    • 物件の清掃や必要箇所の修繕
    • 内覧希望者への柔軟な対応
    • 価格や引渡し時期など条件交渉
    • 契約書内容の詳細な確認

     

    不動産売買契約 流れ 当日と持ち物リスト - 当日スケジュールと売主必要書類を時系列で

     

    売買契約当日の主な流れは以下の通りです。必要書類を事前に準備しておけば、契約手続きがスムーズに進行します。

     

    売買契約当日の流れ

     

    1.重要事項説明の受領

    2.売買契約書への署名・捺印

    3.手付金受領

    4.必要書類の提出

     

    売主の持ち物リスト

     

    • 本人確認書類(運転免許証など)
    • 登記済権利証または登記識別情報
    • 実印と印鑑証明書
    • 固定資産税納税通知書

     

    決済・引き渡し・確定申告までの最終工程 - 司法書士立会い・残代金受け取り・申告期限(翌年2月16日~3月15日)の流れ

    決済・引き渡しは、司法書士の立会いのもとで残代金の受領と所有権移転登記の申請が同時に行われるのが一般的です。引き渡し完了後には、譲渡所得計算や特例適用のための確定申告が必要となります。申告期限は翌年2月16日から3月15日までと定められています。

     

    最終工程のポイント

     

    • 残代金受領後に鍵や必要書類を引き渡す
    • 司法書士が登記申請を担当
    • 譲渡所得税や各種控除の適用内容を確認
    • 必要書類を揃えて期限内に確定申告を行う

    不動産売却に必要な書類一覧と物件別違い

    共通書類と取得先・有効期限の詳細

    不動産売却時には、物件の種類や売主の属性(個人・法人)にかかわらず、共通して必要となる書類があります。これらは正確に準備することが重要です。主な書類の取得先や費用、有効期限について以下の表で整理しています。

     

    書類名 主な取得先 費用(目安) 有効期限
    登記事項証明書 法務局 600円 発行から3ヶ月
    固定資産税評価証明書 市区町村役場 300~400円 発行から3ヶ月
    印鑑証明書 市区町村役場 300円 発行から3ヶ月
    住民票 市区町村役場 300円 発行から3ヶ月

     

    登記識別情報通知の紛失時対処と再発行手順

    登記識別情報通知(旧権利証)を紛失した場合、再発行はできないため、司法書士に相談し本人確認情報の作成を依頼する必要があります。本人確認情報の作成には3万円~5万円程度の費用が発生し、登記申請時に法務局へ提出します。

     

    1.司法書士へ依頼

    2.必要書類(身分証明や印鑑証明など)を準備

    3.司法書士が本人確認情報を作成

    4.法務局へ登記申請

     

    物件タイプ別追加書類と準備タイミング

    不動産の種別によって追加で必要な書類やその準備時期が異なります。下記リストを参考に、対象物件に応じた書類を確認してください。

     

    • マンション
    • 管理規約・使用細則、管理費等の明細
    • 管理組合の承認書(必要な場合)
    • 土地
    • 地積測量図、境界確認書
    • 古い土地は現況測量図や確定測量図が求められる場合もあり
    • 戸建て
    • 建築確認済証、検査済証
    • 境界標や建物図面

     

    相続 不動産売却 必要書類と遺産分割協議書

    相続による不動産売却時には、以下の追加書類が必要となります。特に、遺産分割協議書や戸籍謄本は相続人全員分の用意が求められます。

     

    • 遺産分割協議書(相続人全員の署名・実印押印)
    • 戸籍謄本(被相続人および全相続人分)
    • 相続人全員の印鑑証明書
    • 固定資産税評価証明書(相続登記用)

     

    法人 不動産売却 必要書類と個人売買特有書類

    法人による不動産売却や、個人間での売買(知人同士など)の場合には、下記の書類が追加で必要となります。

     

    • 法人登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
    • 法人印鑑証明書
    • 株主総会議事録(代表者権限の証明)
    • 個人間売買契約書
    • リスク回避のための本人確認資料や資金の授受証明

    不動産売却 登記手続きと司法書士の役割・費用

    不動産売却における登記手続きは、売買契約の決済と同時進行するケースが一般的です。売主・買主双方の円滑な所有権移転および信頼性確保のため、司法書士が中心的な役割を担います。登記手続きが遅れることで買主への引き渡しや売主への代金受領に影響が生じるため、手続きのタイミングと必要書類の準備は非常に重要となります。特に相続や住宅ローン返済が関係する場合は、専門的な対応が求められます。

     

    登記手続きの全体工程と必要タイミング - 決済同時進行の理由と完了目安(1-2週間)

    登記手続きは売買契約締結後、決済当日に司法書士の立会いのもとで進行することが基本です。所有権移転登記は決済と同時に進めることで、買主のリスクを回避できます。登記完了までの目安は1〜2週間で、法務局への申請から登記完了証の受領までを含みます。

     

    登記手続きの工程とタイミングは下記の通りです。

     

    工程 タイミング 主な担当
    書類準備・確認 決済日まで 売主・買主
    決済・登記申請 決済当日 司法書士
    登記完了証の受領 1〜2週間後 司法書士

     

    不動産売買 司法書士 立会いなしの可否と報酬相場 - 立会い不要ケースの条件と委任状活用

    司法書士の立会いが不要なケースも存在しますが、一定の条件が設けられています。売主や買主が遠方在住、あるいは体調不良などやむを得ない事情がある場合、委任状や本人確認書類の事前提出が必須となります。立会いを省略する際は、トラブル防止のため司法書士へ事前に相談することが大切です。

     

    司法書士への報酬相場は、登記手続き全体で5〜10万円程度が一般的です。立会いの有無による大きな差は生じませんが、追加の書類作成や郵送費用が別途発生する場合があります。

     

    司法書士費用の内訳と売主・買主負担割合 - 登記費用(数万円)・報酬(5-10万円)の目安と交渉ポイント

    司法書士へ支払う費用は、登記費用(登録免許税等)と報酬に分かれます。負担割合の目安としては、所有権移転登記は買主が負担し、抵当権抹消登記は売主が負担するケースが一般的です。費用の目安は下記の通りです。

     

    費用項目 金額目安 負担者
    登録免許税 数万円〜 買主
    司法書士報酬 5〜10万円 買主・売主
    抵当権抹消登記費用 1〜2万円 売主

     

    不動産売買 司法書士 本人確認書類と本人確認方法 - マイナンバーカード・運転免許証の提示ルール

     

    司法書士による本人確認は厳格に運用されており、マイナンバーカードや運転免許証、パスポートなど顔写真付きの身分証明書が必要です。登記申請時には原本の提示が求められ、コピーや有効期限切れのものは認められません。本人が立ち会えない場合でも、郵送やオンラインでの本人確認が行われ、追加書類の提出を求められることもあります。安全な取引のため、事前に必要書類を確認し、不備なく準備することが不可欠です。

    不動産売却時の税金手続きと節税対策ガイド

    譲渡所得の計算方法と申告必要条件 - 譲渡価額-(取得費+譲渡費用)の算式と申告対象判定

    不動産を売却した際に発生する税金は、譲渡所得に対して課税されます。譲渡所得の計算式は「譲渡価額-(取得費+譲渡費用)」となります。取得費には購入金額や仲介手数料、リフォーム費用などが含まれ、譲渡費用には売却時にかかった仲介料や測量費などが該当します。

     

    譲渡所得がプラスとなった場合は、原則として確定申告が必要です。マイホーム売却時には3,000万円特別控除などの特例が利用できる場合があるため、申告前に要件を確認することが求められます。損失が出た場合でも、条件によっては申告を行うことで税金の還付や控除を受けることが可能です。

     

    確定申告の流れ・期限・必要書類リスト - e-Tax活用と還付申告のメリット

    不動産売却に関する確定申告は、売却した翌年の2月16日から3月15日までに実施します。申告方法としては、税務署への持参・郵送のほか、e-Taxを利用した電子申告が推奨されています。e-Taxを利用することで還付申告の処理が速く、手続きの手間も大幅に軽減されます。

     

    確定申告時に必要となる主な書類は以下のとおりです。

     

    書類名 内容・取得先
    売買契約書の写し 売却時の契約内容を証明
    登記簿謄本 法務局で取得
    取得費証明書類 購入時の契約書や領収書
    譲渡費用の領収書 仲介手数料・測量費など
    住民票 市区町村役場
    確定申告書B・譲渡所得内訳書 税務署または国税庁サイト

     

    相続取得資産の特例と取得費引き継ぎルール - 親の購入額引き継ぎと所有期間算定方法

     

    相続で取得した不動産を売却する場合、取得費は被相続人(親など)の購入額や取得時期を引き継ぐことが可能です。このため、過去の購入価格や取得費がそのまま売却時の計算に利用されることとなり、長期間所有している物件ほど節税効果が見込めます。

     

    また、所有期間の算定も被相続人の取得日から通算されます。例えば親が20年以上前に購入し、子が相続してすぐ売却した場合でも、20年を超える所有期間として長期譲渡所得扱いとなります。

     

    所有期間10年超の軽減税率適用条件 - 長期譲渡所得の税率(20.315%)詳細

     

    不動産の所有期間が5年を超える場合は長期譲渡所得が適用され、所得税15%、住民税5%、復興特別所得税を合わせて合計20.315%の税率となります。さらに、マイホームの場合で10年を超えて所有していると、特定の条件下で軽減税率(14.21%など)が適用されることもあります。

     

    軽減税率を適用するためには、

     

    • 売却する不動産が居住用であること
    • 所有期間が10年を超えていること 等の条件を満たす必要があります。所有期間のカウントは取得日から売却日までで、相続の場合は被相続人の取得日から通算されます。

     

    これらの条件を正確に理解し、事前に必要な書類や証明を準備することにより、税負担の軽減が可能となります。

    不動産売買契約の詳細流れと注意点・キャンセル対応

    売買契約締結前の準備と重要事項説明 - 契約書レビューとクーリングオフ非適用確認

    不動産売買契約の締結前には、売主・買主双方が契約書の内容を十分に確認することが重要です。契約書には物件の状態、取引条件、引き渡し時期などが明記されています。契約前には「重要事項説明」を受け、不動産会社の宅地建物取引士による物件や契約内容のリスク・制限事項の詳細な説明があります。

     

    クーリングオフ制度は原則として適用外となるため、契約締結後の一方的なキャンセルは認められていません。契約書の内容や説明を十分に理解し、疑問点はその場で解消することが重要です。

     

    下記は主なチェック項目です。

     

    チェック項目 確認ポイント
    物件内容 登記簿記載内容・面積・権利関係
    取引条件 売買価格・支払い方法・手付金
    引き渡し条件 引き渡し日・現況・残置物の有無
    特約事項 契約解除条件・瑕疵担保責任の有無
    土地の場合 境界確認 境界標設置・測量図・隣地同意

     

    不動産売買契約当日 キャンセルリスクと違約金 - 手付解除の条件と金額(売買価格の5-10%)

    契約当日には、双方が契約書へ署名・押印し、手付金(一般的に売買価格の5~10%)の授受が行われます。契約成立後、売主または買主いずれかの都合で契約を解除する場合、「手付解除」という方法が認められています。買主が解除する場合は手付金の放棄、売主が解除する場合は手付金の倍返しが原則となります。

     

    また、契約締結後の一方的なキャンセルは違約金の対象となるため、契約書記載の額(通常売買価格の10~20%)を負担しなければなりません。手付解除が可能な期限や方法についても契約書で必ず確認することが推奨されます。

     

    リスク回避のポイント

     

    • 契約内容・解除条件の事前確認
    • 手付解除の期限厳守
    • 違約金の金額把握
    • 疑問点は契約前に解消

     

    契約書類の確認項目とマナー・持ち物 - 特約事項・引き渡し条件のチェックリスト

    契約当日は複数の書類を持参し、マナーにも注意が必要です。特に売主は引き渡し条件や特約事項を細かくチェックすることが求められます。持参書類や必要事項は下記のとおりです。

     

    必要書類・持ち物 内容例
    本人確認書類 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード
    実印・印鑑証明書 市区町村役場で取得、発行後3か月以内
    登記済権利証・登記識別情報 法務局発行
    固定資産税評価証明書 市役所等で取得
    間取り図・測量図 土地・一戸建て必須
    住民票・戸籍附票 住所変更時等必要

     

    チェックリスト

     

    • 契約書の記載内容の最終確認
    • 特約事項や引き渡し条件の再確認
    • 持ち物の忘れ物防止
    • 清潔感ある服装で参加

     

    土地売買契約 マナーと境界確認手順 - 現地確認時の立ち会いポイント

    土地売買の場合は、現地での境界確認が特に重要です。売主・買主・隣地所有者・仲介業者が立ち会い、境界標や杭の設置、測量図との整合性を確認します。トラブル防止のため下記ポイントを押さえておくことが推奨されます。

     

    • 事前に測量図と現地を照合
    • 境界標が不明な場合、再測量を依頼
    • 立ち会い当日は関係者全員が同席
    • 境界確認書を作成し署名・押印
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