差押えを受けている不動産

差押えを受けている不動産

2025/04/06

差押えを受けている不動産の対処方法

早急な対応が必要となるため、状況を整理し、適切な行動を取ることが重要です。以下に一般的な対処方法と注意点をまとめました。

1. 状況の正確な把握:

差押えの理由と債権者: なぜ差押えが行われたのか、誰に(どの金融機関、税務署など)どれだけの借金があるのかを正確に把握します。差押え通知書を確認しましょう。

差押えの範囲: 土地、建物、あるいは両方かを確認します。

競売開始決定通知書の有無: まだ差押えの段階か、既に競売の手続きが開始されているかを確認します。競売開始決定通知書が届いている場合は、時間的な猶予が少なくなっています。

不動産の正確な価値: 不動産業者に査定を依頼し、現在の市場価格を把握します。複数の業者に依頼し、比較検討することをおすすめします。

2. 債権者との交渉:

連絡を取り、状況を説明する: まずは債権者に連絡を取り、なぜ支払いが遅れたのか、今後の支払い意思などを誠意をもって説明します。

払い計画の見直し・リスケジュール: 可能な範囲で、分割払いや支払い猶予などの支払い計画の見直しを交渉します。

任意売却の相談: 競売を避けるために、債権者の同意を得て不動産を市場で売却する「任意売却」を検討します。任意売却は、競売よりも有利な条件で売却できる可能性があり、残債務についても債権者と交渉できる余地があります。

3. 専門家への相談:

弁護士: 法的な手続きや債権者との交渉全般についてアドバイスやサポートを受けられます。債務整理(自己破産、個人再生など)についても相談できます。

司法書士: 不動産の登記手続きや、裁判所への書類作成などを依頼できます。

不動産業者(任意売却に強い業者): 任意売却の手続きや買主探しをサポートしてくれます。

ファイナンシャルプランナー: 資金計画の見直しや、今後の生活設計について相談できます。

4. 任意売却の手続き(債権者の同意が得られた場合):

不動産業者との媒介契約: 任意売却に強い不動産業者を選び、媒介契約を結びます。

売却活動: 不動産業者が買主を探します。通常の売却活動と同様に行われますが、債権者との調整が必要になります。

売買契約と決済: 買主が見つかり、債権者の同意が得られれば、売買契約を結び、決済を行います。売却代金は、まず債権者に返済され、残金があれば手元に残ります。

5. 競売の手続きが進んでいる場合:

競売のスケジュール確認: 裁判所から送られてくる通知書で、入札期間などを確認します。

早期の任意売却: 競売の入札開始前であれば、まだ任意売却が可能な場合があります。時間との勝負になりますが、諦めずに専門家と連携して動きましょう。

競売での売却: 任意売却が間に合わない場合は、競売で売却されることになります。競売では、市場価格よりも大幅に安い価格で落札されることが多いです。

引渡しの準備: 競売で落札者が決まった場合は、期日までに物件を明け渡す必要があります。

注意点:

時間との勝負: 差押えを受けている場合は、時間的な猶予があまりありません。早めに専門家に相談し、対応を開始することが重要です。

安易な自己判断は避ける: 不安な状況で焦って判断すると、不利な状況を招く可能性があります。必ず専門家のアドバイスを受けましょう。

複数の専門家に相談する: 弁護士、不動産業者など、複数の専門家に相談し、それぞれの意見を聞くことで、より適切な判断ができるようになります。

精神的な負担が大きい場合は相談窓口を利用する: 経済的な問題に加えて、精神的な負担も大きいと思います。自治体の相談窓口や、法テラスなどの無料相談を利用することも検討しましょう。

 

当社は岡崎市・幸田町周辺で不動産売買を専門でおこなっております。
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