離婚時の家売却ガイドブック!売れない悩みを解消する戦略
2024/03/09
離婚は人生の大きな転機であり、多くの場合、持家の売却という重要な決断を伴います。
しかし、このプロセスは想像以上に複雑で、多くの方が売却に苦労しています。
この記事では、離婚に伴う持家売却の難しさの根底にある原因を探り、解決策をご紹介します。
□離婚と持家売却の現実!売れない主な原因
離婚後に住む予定のない持ち家は、多くの方が諸経費の支払いを避けるために売却を検討します。
しかし、すべての持ち家がすぐに売却できるわけではありません。
ここでは、買い手がなかなかつかない原因をご紹介します。
*売却が困難な理由
1:住宅ローンが未完済
未完済の住宅ローンは持ち家が売れない大きな障害の一つです。
この場合、抵当権が残っており、ローン完済までは売却が難しいのが実情です。
売却査定結果によっては、アンダーローンであれば売却可能ですが、オーバーローンの場合は追加の対策が必要です。
2:夫婦間の意見の食い違い
夫婦間での意見の不一致も売却を困難にします。
一方が売却を望み、もう一方が継続して住むことを希望すると、売却活動が停滞します。
この場合、まず離婚協議を進め、その後に売却の話し合いを設けることが重要です。
3:売却活動の問題
売却活動に問題がある場合もあります。
例えば、査定額のみで不動産会社を選ぶ、囲い込みを受けるなどが挙げられます。
これらの問題を避けるためには、一般媒介で複数の不動産会社に依頼をします。
ご自分の不動産の近隣相場、所有不動産とライバルになりそうな現在売り出されている不動産の価格をしっかり把握しましょう。
4:売り急ぎの印象
売却を急ぐ印象が買い手に伝わると、負のイメージを与える可能性があります。
売却活動は焦らず、丁寧に進めることが大切です。
5:売却理由にマイナスイメージ
離婚による売却は買い手に縁起が悪い印象を与えることがあります。
しかし、売却理由を隠すことはお勧めできません。
透明性を持って進めることが信頼を築く上で重要です。
□解決の道筋!離婚時の家売却戦略
家が売れない場合、解決する手段がいくつかあります。
ここでは、4つの解決策をご紹介します。
*売却できない場合の解決策
1:住宅ローンの解決策
住宅ローンが原因で売却できない場合、貯蓄や借入でローンを完済する方法があります。
また、任意売却も選択肢の一つです。
この方法では、市場価格で売却できる可能性が高くなります。
2:意見の統一
夫婦間の意見を一致させることが重要です。
共有名義の場合、全員の同意が必要であり、これを得るためには、両者がしっかりと話し合うことが必須です。
3:賃貸への転換
売却が難しい場合、賃貸に出す選択肢も考えられます。
ただし、住宅ローンがある場合は、ローンの条件変更や金利の再検討が必要です。
4:リースバック
リースバックは、売却しても住み続けられる方法です。
この選択肢は、特に子供がいる場合に有効な解決策となります。
□まとめ
離婚に伴う持家の売却は、未完済の住宅ローン、夫婦間の意見の食い違い、売却活動の問題点など、さまざまな障害が存在します。
しかし、これらの問題に対する解決策として、ローンの完済や任意売却、意見の統一、賃貸やリースバックの選択肢があります。
これらの戦略を適切に利用することで、売却活動を成功に導くことが可能です。
当社は岡崎市周辺で不動産売買をおこなっております。
売主の皆様、買主の皆様双方を大切にし、円満売買にご興味のある方はお気軽にご相談ください。