遺産分割と共有分割の違いはどこにある?手続きや目的の視点から違いを解説!
2023/10/08
遺産分割と共有分割は、財産を複数の相続人や所有者間で分ける際の異なる手法です。
遺産分割は、故人の遺産を法定相続人に配分するプロセスを指し、法的手続きが絡み合います。
一方、共有分割は、複数の所有者が共有する資産をそれぞれの利益に応じて分割する方法です。
本記事では、両手法の違いとその特徴についてご紹介します。
□遺産分割と共有物分割の違いはどこにある?
遺産分割と共有物分割の違いは以下の通りです。
*遺産分割
・裁判所の管轄 家庭裁判所
・手続きの種類 家事調停・審判
・対象財産 遺産全てもしくは一部
・割合 共有持分割合
・判断要素 広範な親族関係に及ぶ
・配偶者居住権 なし
・共有分割の有無 あり
・裁判所による分割禁止の有無 あり
・根拠 民法907条2項、258条
・申立手数料 1200円
*共有物分割
・裁判所の管轄 地方裁判所
・手続きの種類 訴訟
・対象財産 特定の共有物
・割合 具体的相続分
・判断要素 対象の共有物に関するものに限定される
・配偶者居住権 あり
・共有分割の有無 なし
・裁判所による分割禁止の有無 なし
・根拠 民法258条
・申立手数料 対象財産の価額による
□分割方法はどう決める?
1.現物分割
まず、共有物をそのまま物理的に分割する方法が考えられます。
たとえば、共有している不動産を持ち分に応じて実際に分けることが挙げられます。
ただし、この方法は、物理的に分割が可能な場合に限られます。
また、分割によって共有物の価値が著しく低下する可能性がある場合には、この方法は適さないことがあります。
2.代償分割
これは、共有者の一人が共有物を単独で所有する代わりに、他の共有者に対して一定の代償金を支払う方法です。
この場合、遺産の評価や代償金を支払う能力などが課題となる可能性があります。
3.換価分割
これは、共有物を売却し、得られた売却代金を共有者間で分ける方法です。
この方法は公平な分割が期待できますが、売却に伴う費用や譲渡所得税などの税金がかかることに留意する必要があります。
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□まとめ
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